春に花が咲く宿根草

色とりどりの花壇を見かける季節になりました。
今回は春に花が咲く宿根草を紹介したいと思います。

宿根草とは

そもそも宿根草とはどんな植物のことをいうかというと

数年に渡り枯れず、毎年花を咲かせる植物を多年草といいます。
多年草の中で、生育期が終わると根は残るが地上部は枯れてしまうもの宿根草といいます。

宿根草と分類される植物でも気候に合わないと一年で枯れてしまうこともあります。


宿根草の中で春に花が咲く種類をいくつか紹介していきたいと思います。

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別名「木春菊」と言います。
越冬して何年も育成すると茎が木のようになり低木化することからそう呼ばれているそうです。
5~7月に白や薄紅色などの花を咲かせます。
9月頃に剪定・切戻しを行います。
思い切って半分くらいの高さまで切ります。
すると茎から新芽が出て可愛らしいこんもりとした形になります。
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葉が1cmくらいの長さの針型で硬く、常緑で芝生に似ていることからこう呼ばれるようになったとか。
4~5月に花が咲きます。乾燥に強く、手間がかからず、毎年綺麗な花を咲かせます。
夏場の湿気に弱いので、開花後は切戻しを行って風通しを良くします。

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4~6月、9~10月に小さめの青い花を咲かせます。
夏の暑さには弱く、生育がストップしてしまいます。

青い花は少ないので、寄せ植えなどでは、とても活躍してくれます。
一年草の種類もあります。
寒さにも弱いので、どちらかと言えば一年草として楽しむのがよさそうです。
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ドイツスズランです。
3~4月に控えめな可愛らしい白い花を咲かせます。
フランスやイギリスでは5月1日にスズランをプレゼントしてもらうと、幸せな結婚が出来るとか、幸せを祈ってスズランをプレゼントする習慣があるそうです。
が、
日本では、花が5月には終わっているので、難しいそうです。。

寒さに強く、手間がかからないので、育てやすい植物です。
根や花粉に毒があります。
手入れをした際には必ず手を洗って毒を落としましょう。
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4~5月に青い花が咲きます。背が低く横に広がるので、グランドカバーとしても植えられています。
日の当たらない場所でも育つ強い植物です。
葉の色も濃い色なので、花壇や寄せ植えでアクセントとしても使えそうです!