すす病とは?

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今回のコラムは植物の病気 すす病について紹介したいと思います。
葉が黒くなった樹を見たことはありませんか?
それがすす病です!!
すす病とはどんな病気か
予防なども紹介していきます。

すす病とは?

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すす病とは、植物に直接寄生するのではありません。
吸汁性害虫の排泄物を栄養にして繁殖していきます。
この吸汁性害虫が植物に寄生している間は、すす病もずっとみられます。
特に発生しやすい時期は害虫の繁殖期にあたる4~10月が多くみられます!

すす病の症状としては、葉や枝・幹の表面が黒いすすのようなもので覆われてしまう状態のことです。
すす病が発生してすすに覆われてしまうと、光合成が阻害されてしまい、生育不良となってしまいます(*_*)

樹木だけでなく、草花や野菜などにも発生します!

予防として

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予防としてはまず、吸汁性害虫を発生を防ぐことがポイントになります!
吸汁性害虫とは、植物の葉や枝に付着して栄養を吸い取る害虫のことです。
アブラムシやカイガラムシなどがその代表です。
薬剤を使う場合は、スミチオン乳剤・オルトラン水和剤・アクテリック乳剤など
適用作物に応じて定期的に散布して害虫の発生を抑えます。

カイガラムシアブラムシの予防などはこちらのコラムでも紹介されています。
薬剤を使わない方法としてはこちらで紹介されているブラシでこすり落とす・ガムテープで取る などでしょうか・・
あとは剪定をして風通しを良くし、害虫が付かないようにすることも大事です。


吸汁性害虫は他に、コナジラミやハダニ、ネグサレセンチュウなどがいます。
すす病が出たら、害虫がいると思ってください!!
もっといい予防策など見つけたらまた紹介したいと思います(^^)/