剪定について2

こんにちは。

今日は剪定についての続きを書きたいと思います。

前回は種類によっての剪定の時期について書きました。

今回は実際に剪定をする場合、どんな枝を切ったらいいかを紹介したいと思います。

1

上の画像は施工完了したお客様にお渡ししている、お手入れ帳に載っているものになります。

既に番号が書かれているのでそのままの順番で紹介します。

 

①かんぬき枝

 主幹の同じ高さの場所から逆方向にそれぞれ伸びた枝のことです。

全体のバランスを見ながらどちらかを切ります。

 

②平行枝

 2本以上、同じ方向に同じように伸びている枝のことです。

こちらも全体のバランスを見て1本だけ残してあとは切ります。

 

③腹切り枝

 枝が湾曲して幹の方に伸び、主幹を切ったようになっている枝のことです。

 枝の根元の方から切ります。

 

④交差枝

 他の枝と重なり合う枝のことです。

重なる部分が傷んでしまうので切ります。

 

⑤飛び枝

 樹冠から飛び出た枝のことです。

バランスを見て飛び出る部分を切ります。

 

⑥下がり枝

 下向きに伸びた枝のことです。

 

⑦徒長枝

まっすぐ強く上に向かって伸びる枝のことです。

⑤の飛び枝もこれのひとつです。

花もつかない枝で根元から切ります。

 

⑧車枝

 一か所から沢山出ている枝のことです。

枝ぶりの良いもの1・2本残してあとは切ります。

 

⑨ふところ枝

 樹冠内側に出てくる勢いの弱い枝のことです。

枝が込み過ぎる原因となるので切ります。

 

⑩胴吹き枝

 幹の途中から出ている枝のことです。

樹勢を弱らせる枝ですが、欲しいところに出た場合はそのまま残しても問題ありません。

 

⑪ひこばえ

 根元から出てくる枝のことです。

養分や水分がとられ、樹勢が弱まるので切ります。

 

このほかに病害虫の被害にあった枝・枯れた枝・折れた枝を切ります。

 

樹はひとつひとつ樹形が違うので、慣れていないとなかなか不要枝を見つけるのは難しいと思います。

その場合は、枝の出方が左右対称にならないように注意して梳くだけでもいいと思います。

画像を参考に剪定に挑戦してみてください!