富山店ブログ

2019年12月12日|カテゴリー「富山店ブログ


どうもこんにちは。



石倉です。師走です。




前回のブログの続きです。
読んでいない方はコチラからどうぞ…⇒「現在施工中のファサード






さて、今回は積んだブロック塀にタイルを貼っていきます。




⇓前回までの様子。
施工中 アプローチ

前回はタイルを貼る前までの工程をすこし説明しました。



今回は、いよいよタイルを貼っていきます。




の前に...。
昨今、怒涛のDIYブームではありますが、タイルを貼りたい!やってみたい!!となると、
そうそう簡単な作業ではないので、ご自身でされることはあまりお勧めしません…(笑)

プロの職人さんの腕に頼ったほうがキレイな仕上がりになることは間違いないです。




それでは見ていきましょう。



モルタル 圧着 タイル



タイルの貼り付け方法は「圧着貼り」と「接着剤貼り」があります。
強度については、物にもよりますが、どちらもそこまで大きな差はないとのことでした。


今回はモルタルを練り、「圧着貼り」で施工していきました。
(ポストの下地は異素材でしたので、接着剤貼りにしています。)




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目地を入れる工程は一番最後なのでスペーサーを用いて目地分の隙間を確保しながら貼り進めていきます。



タイルは見た目以上に重さがありますので、
スペーサーが無いと、圧着していても乾いていない状態でしたらタイルがズレてきます。


重さによるズレ防止と目地の間隔を統一する事も兼ねております。

納まり カット タイル

こんなところはどうやって納めるの???


という事ですが、基準となる水平も出しながらタイルを切って貼っていきます。


ココで職人さんの腕が光ります。。。






ウィイイイイイイイイイン



工具の大きな音と共にカットされるタイルの粉塵が現場を舞います。
水平 タイル これが大事

なんということでしょう…。


ピッタリキレイに納まっています。


コレを実際現場で見ていましたが、感動しました。
そして気持ちいい。。。



タイルの上に見える黄色の糸が基準となる水平を出したガイドラインです。

ココがズレていると、どんどんズレていき、後で痛い目を見ることになります。




タイル 貼っていく


どんどん貼り進めていきます。。。




袖壁 タイル

タイルが貼り終わりました!!!



漂う高級感…。素敵です。



玄関周りに重厚感が出ました!!





タイルを貼る際は晴れた日が望ましく、工事日程がどうしても天候に左右されてしまいます。
工期は余裕を見て組ませていただいておりますが、イレギュラーが出ることもありますのでご了承ください。


今回のタイル貼りの施工にかかった実動日数は3日半でした。
(工程を進めるうえで乾燥させる日数は含んでいません。)



貼る広さによって工事日数は変動しますので、あくまで目安と思ってください。



それでは全景をご覧ください…!!!
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施工中 アプローチ

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全景 タイル 袖壁 完成

一気にアプローチらしさが増しました!
後は低い壁の前に植栽が入り、スポットライトも施工予定です。



完成がとても楽しみです。






さて、今回実際にタイルを貼っている現場を見ていてココが重要!と感じた要点をまとめてみました。



・水平垂直を正確に出す!!!※基準となる1段目は1番慎重に行います。
 →この世にはありがたい事に「水平器」たる道具があります。迷わず力を借りましょう。


・ミリ単位まで細かく測る!!!大判タイルになればなる分、タイルをカットして納める場所も出てきます。
 メジャーでカットするラインを正確に測る!
 →ほんのすこしのズレが後々大きな命取りとなります…。


・1日の作業が終了したら、しっかりとバリケード・養生をする!!
 →郵便配達の人や間違えて乗り入れないようバリケードを!
  汚れ防止や急に天気が崩れたりした時のために養生をして、タイルを守ってあげましょう!


以上!
「タイルを貼っていくよ」でした。


普段は設計でなかなか現場に伺うことが出来なかったのですが、
今回タイルの下地~貼っていく様子までじっくりと見ることが出来ました。

実際に現場を見て分かることや、図面を書く際に注意すべきポイントや工程の流れについてなどなど、
とても勉強になりました。




今後もより良い図面を書くため、日々精進して参ります!



では。



2019年12月9日|カテゴリー「富山店ブログ
石倉です。



12月になりましたね。



あっという間に過ぎゆく1年。※だいたい皆さん毎年言ってますよね、このセリフ。



布団が恋しいシーズンですね。




みなさんは暑い夏と寒い冬、どちらが好きですか?

















僕は秋が好きです。




余談はこの辺にしまして、、、。
さて、今回のブログですが現在施工中のお客様邸のご紹介です。



施工前 ビフォー

新築でカースペースのみ確保され、アプローチを外観のイメージに合ったシンプルモダンな印象にされたいとのことでご依頼いただきました。


また、ポストと表札も外構の一部に含めて提案してほしいという事でした。
袖壁やタイルがお好みだという事で提案させていただいたイメージパースがコチラ…。
イメージパース

住宅既存のタイルポーチを同素材で拡大しました。


また、奥行感を感じられるように、玄関付近のL字の袖壁と道路付近の袖壁で高低差を付けました。
高さのリズム感を視覚的に感じられます。


壁の仕上げは石調ブラックのタイル貼り。
重厚感と高級感がエクステリア全体の風格を引き上げてくれます。



低い袖壁の前には2枚の袖壁より高い植栽を。
株元にも下草の寄せ植えを楽しむことが出来るスペースがあります。



全体のバランスを崩さないように植栽前のスペースは、既存のカースペースのスリットラインを活かし、シンプルにコンクリート舗装をご採用頂きました。



それでは工事の様子を少しご覧ください。
ポーチ 拡大 下土間
コチラはポーチを拡大する下地の土間コンクリートです。
型枠を組み、コンクリートが流されました。
袖壁 アプローチ
2枚の袖壁に鉄筋を通し、ブロックを積んでいきます。




ポーチ 2段目 コンクリート
拡大するポーチの形はL字の袖壁を巻き込むように段差があります。

蹴上《けあげ》(階段を上り下りするときの高さの面)を壁の長さよりで揃えずに、
少し余裕をもって広く立ち上げることで空間が広く感じられます。
袖壁 ポスト
玄関付近の袖壁にポストが入りました!

前入れ後ろ出しの埋込ポストです。
前入れ後ろ出しはその名の通り、壁の前から郵便物を入れ、壁の後ろから取り出せるポスト。

玄関ドアを開けて郵便物が入っているかがすぐに確認できます。


他にも壁掛けポストでしたら「前入れ前出し」タイプがあります。またポスト単体を専用のスタンドで独立して設置できる「独立タイプ」もございます。

用途に合ったポストが選択可能です。


今回はここまでの工程の紹介でした。
最後に、施工前と今回までの様子を比較してみましょう。


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施工前 ビフォー
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施工中 アプローチ
それでは次回…「タイルを貼っていくよ」でお会いしましょう。



では…。
2019年11月22日|カテゴリー「富山店ブログ
富山県のエクステリア・外構工事会社「庭工房SEKITOH」から、
日々のできごと、施工状況やお庭に関する情報を発信しています。


お久しぶりです、木村です。


本日は、樹木の雪対策について。

皆様ご存知の通り、この時期になると富山県内に多く見られるのが
雪囲いや雪吊りです。

富山県は水分量の多いしっとりとした雪が降ります。
ですので、雪囲いや雪吊りをしないと枝が折れたり等、樹木に負担がかかってしまします。

また、樹木を守る役割を果たすほか、
お庭を美しく魅せるためにも一役買う、冬支度に欠かせないものです。


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雪囲いすることによって、
雪の重さを分散でき、
折れてしまったり、変形したりすることを防げます。





竹や縄を使っておおがかりなのはちょっと・・・





という方は、
縄でまとめるだけでも、負担が軽くなるのでおすすめですよ。


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大切なシンボルツリーや、お庭の樹木のために
ぜひ雪吊りや、雪囲いをしてあげてくださいね。




今年も雪が少なかったらいいな~
と思う、木村でした。

2019年11月15日|カテゴリー「富山店ブログ
お久しぶりのブログになってしまいました…。石倉です。



秋が深まり、益々寒さが厳しくなってきましたね。

暖冬傾向にあるようですが、もうすでにお布団が恋しい気温です。朝は特に。

さて、今回のブログは「樹木の植え替え」についてです。



シンボルツリーに葉がつかなくて元気がなさそう、とお客様からお問い合わせをいただきました。



一度現地に伺い、考えられる要因は何かを探っていきます。



植わっていたのは3m~4mほどの「シャラ」でした。




シャラ シンボルツリー

枝が細く、葉もついていない状況でシンボルツリーにしては少し元気がなさそうです。


強い西日が当たる場所で、住宅の基礎近くに植わっていました。

シャラ自身、

①西日に強くないのと、

住宅を建てる際に地盤を改良されていたため、
②水ハケが良くなく根腐れしている可能性がある

と判断しました。

お客様は枯れていなければ現状維持をご希望されていましたが、今回は植え替えることをオススメいたしました。


同じような高さで樹種を「シャラ」から「アオダモ」へ。


アオダモは寒さに強く、日当たりが良い環境を好みます。

水ハケ問題に関しては基本的にどの樹種を植える際も土壌を改良してあげることをオススメします。



まずは今あるシャラの抜根(根っこを抜く作業)をします。
抜根 根腐れ

抜き終えました。

ご覧の通り、3m近くある樹木のはずが水ハケが悪いこともあり、根が小さく、成長していませんでした。

以前田んぼだった住宅地は、家を建てる際に地盤の強度を高めるために硬い土や、砕石などが転圧してあったりするので水ハケが良好でない場合があります。


硬い土石を少し掘削し、「鹿沼土」や「バーク堆肥」を混ぜ込み、「土壌改良」をしました。
これらの資材はホームセンターの園芸コーナーや菜園コーナーなどで簡単に手に入れることが出来ます。
気になった方はチェックしてみてください!



アオダモに植え替えていきます。

植え替え シンボルツリー

バランスを見ながら樹形が美しく見えるよう角度や位置を決めていきます。

支柱 シンボルツリー

位置が決まったら、竹で支柱を組みます。

根がしっかりと植え着くまでに1年ほどは支柱をします。
強風などで簡単に抜けないようにするためです。
アオダモ シンボルツリー 植え替え

無事、植え替えが完了しました。




3m近い樹木ともなると樹形も美しく、壮観です。



若葉のつく来年の春が待ち遠しいですね。



また、アオダモは春に白い花がつくこともあります。
花言葉は「幸福な日々」「未来への憧れ」です。
ステキです。





では。


2019年10月5日|カテゴリー「富山店ブログ
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庭工房SEKITOHの木村です!
ご無沙汰しております!!!

1年間育児休業をいただきまして
この度無事に復帰いたしました。

また、お客様と素敵なお庭を作っていけるよう、
頑張っていきたいと思いますので
宜しくお願い致します

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さて、先日
石川県金沢市にて
エクステリアメーカー「タカショー」さんの研修会にいってきました!



新商品紹介もさることながら、
個人的にすごくいい!と思ったカタログがありました。


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上記写真手前の「STYLE BOOK」というカタログです。

中には、お庭のイメージ画像が載っているのですが、
テイストごとにジャンル分けされて書かれています。

お客様とお打ち合わせをする際、
特に初めてお会いするお客様とのイメージ共有がしやすくなるツールだな~
と感じました。

外構を何かしたいけど、何をすればいいか分からない・・・
雰囲気をうまく伝えられない・・・

など、漠然としたイメージをお持ちの方と
理想のお庭を具現化するために
とても有効なツールです!


ちょっとお庭の事、考えてみようかな~
と思ったら、ぜひご来店ください!
カタログを見るだけで、イメージが湧きやすくなります!


皆様のご来店、心よりお待ちしております